中国三国志ツアー諸葛亮孔明が眠る武候墓

三国志をあまり知らない人にも名前を知られている「諸葛亮孔明」

三顧の礼で劉備陣営に加わって以来、劉備のために生涯をささげ、

劉備死後も丞相(日本でいう内閣総理大臣)として若い2代目蜀漢皇帝劉禅、蜀漢を

支えた男。54歳でこの世を去るまで成し遂げた偉業は数をしれません。

そんな男が眠る武侯墓を今回は紹介したいと思います。

 

目次

武侯墓とは

 

武侯墓は陝西省勉県城南定軍山にある、諸葛亮孔明のお墓です。

諸葛亮は五丈原で没した後、遺言により、漢中の定軍山に埋葬されることになります。

それが定軍山にある武侯墓です。死してなお魏に睨みをきかせるという理由から

成都ではなく定軍山に埋葬されました。

蜀漢丞相なので、かなり盛大なお墓かと思いきやそうでもありません。

諸葛亮孔明は亡くなった時の服をそのまま着せたままで、副葬品等も

一切入れませんでした。蜀を思って質素なものにしたのか、はたまた孔明の好みかは

孔明のみが知るですね。

武侯墓も国家AAAA級旅行景区であり、全国重点文物保護単位に指定されています。

 

武侯墓と武侯祠の違いは?

 

このブログでも武侯祠は2つほど紹介したと思います。

成都の武侯祠と古隆中の武侯祠です。

では武侯祠と武侯墓はなにが違うのか。

武侯祠は「諸葛亮孔明やその主君劉備祀っている」

のに対し

武侯墓は「諸葛亮のお墓」という意味です。

もちろん理由はあります!

諸葛亮孔明は、死後「忠武侯」という名前を贈られます。

そのため、人々は「諸葛亮孔明の墓」=「武侯(之)墓」というようになりました。

 

武侯墓へ

 

武侯墓全体の地図です。

手書き感が否めないですが、とても広い敷地に孔明のお墓はあります。

parkingも広かったです!

入り口には孔明の像がお出迎え。すべて顔が違います。

推定樹齢1700年の大木。

三国時代~晋の時代に植えらえれた木です。

武侯墓の入り口です。早速入っていきましょう

三顧の礼を表しています。

出迎えているのは諸葛均でしょうか。

劉備は挨拶をしていますが、関羽と張飛は頭を下げていませんね。。。

 

白帝城にて、劉備が蜀漢を孔明、趙雲に託してる場面を表しています。

ここから孔明の孤独の戦いが始まります。

ここは武侯祠と考えていいと思います。

各地にある武侯祠と同じように社があり、書があり、像がある。

「名垂宇宙」こちらと同じ所が成都の武侯祠にもありました。

諸葛亮、息子の諸葛瞻、孫の諸葛尚が祀られている場所です。

この書(文字)は意味があるそうです。

「諸葛亮孔明の名声は、天地万物にまで響きわたっている」

という意味です。孔明がこの世を去って1800年近く経とうとしていますが、

いまだに「諸葛亮孔明」の名は広く知られています。

まさか、隣国の日本でも名前が知られるとは思ってもいなかったでしょうが。

 

隆中策

 

隆中策は、日本では「天下三分の計」のほうが馴染み深いですね。

劉備が孔明に会いに隆中へ3度行った三顧の礼の後、孔明はこの隆中策を説きます。

簡単に説明すると、「曹操は華北をすでに支配しているため、劉備様単体では曹操に

勝つことは困難。今あなたがいる荊州は軍事的に極めて重要な地であるから、

あなたの領地にしてください。そして、劉章が治めている益州は、山に囲まれていて

守るのに適している土地だし、劉章は暗愚だから劉備様が益州を代わりに治めてください。

揚州の孫権、益州、荊州の劉備様、曹操の3つに天下を分け、我々は孫権と同盟を組み

曹操に立ち向かいます。そうすれば勝機はあります。」

実際に劉備は、荊州と益州を攻略しましたが、長くは続かず、孔明の思いとは裏腹に

呉に荊州を奪われる結果となります。

ちなみに呉の大都督周瑜は天下二分の計を唱えました。

 

諸葛亮孔明のお墓

 

「漢丞相諸葛武侯之墓」

「漢諸葛武侯之墓」

諸葛亮孔明の墳墓は山の地形を利用して作り、棺を入れるだけの小規模なものに

なっています。

この墓苑には、孔明が生きた54年にちなみ、54本の気があったそうです。

54本はありませんでしたけど。。。

このように孔明の墳墓の周りには木々がたくさん生えています。

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか。

ここが天才諸葛亮孔明が眠る場所です。

パワースポット並みの力を感じました!(僕だけでしょうか)

でも、本当にここにいるって思うと何か力を感じるものだと思います。

僕は、小学生のころから三国志演技を読み始めたので、やっと会えたかという気分に

なりました。

孔明のお墓はここだけです。

三国志好き、孔明好きな方はぜひ一度訪れてみてください。

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23歳新卒で出版社で働いておりましたが、1年弱で会社を辞め今はブログ一本で生活しています。 最新のニュースをこのブログでは書いて行きますので、よろしくお願いいたします。